Lifestyle Innovation | Soseki21

つぶやきのまとめ。とりとめのない思考を書き綴っています。

ヴォイスメディアの可能性とコミュニケーション。

古いラジオ:Soseki21ブログ
 

最近「音声メディアの特性」について考えます。音声メディアの代表的なものはラジオですが、ラジオのよさはテキストで書かれた小説のよさに似ていて「情報量が少ないこと」ではないかな、と。しかし、ぼくはYouTubeの映像が大好きで(テレビは観ませんが)情報量が多いリッチメディアは楽しい。

結論として「どのメディアが優位ということはない(儲かる儲からないはあるにしても)」というのが持論ですが、情報量が少ないということは「想像で補う部分が大きい」ことで、音声メディアのよさはそこにあるのではないか。しかし情報量が少ないことで抑制ができますが、不満足を生み出すこともあります。伝えきれずに。

たとえば台風の被害ひとつであっても、情報量が多い映像で伝えるとショックを受けますが、ラジオの場合は聴覚情報だけなので少しやわらぐ気がします。一方で言い方によっては誤解も生まれる。テキストも同様です。また、アイコン画像も匿名と顔出しでは違いますね。発信する側の意識も変わるでしょう。

朝、Clova WAVEを持参してRadiko.jpで音楽やトークを聴きながら洗濯物を干すのですが、おお?これは!という曲があったときはあわててパソコンの前に戻り、J-WAVEのサイトでいま流れている音楽を調べてメモして、YouTubeでMVを観ます。「えっこんなアーティストだったか」と驚いちゃったりして。

仕事と趣味のために、ヴォイスメディアのアプリをいくつか試したのですが「Spoon」というアプリはすごいなと感じました。夜中に半プロの女の子たちが眠れないひとたちのために延々とささやいていて、投稿されたコメントにひとつひとつ丁寧に応えている。ラジオでいえば読者からのお便りだけの番組。

ラジオはマスメディアなので、メールや手紙を出しても読まれることは稀だと思います。しかしSpoonのようなヴォイスメディアの場合はパーソナルなので、テキストのコメントがタイムラインに流れてパーソナリティの女の子が「〇〇さん、こんばんは。眠れないの?眠ってもいいんだよ」とささやいている。

ぼくはツイッターの返信でもレスが遅いと思うのですが、Spoonではものすごい高速処理で(動体視力すごいと思う)適切にこころをつかむ言葉で対話している。声優やアナウンサーのたまごの方かもしれませんが、純粋にOLさんとか一般の方もいらっしゃるようで、この高度な癒やし系スキルは何だ?!と。

匿名で書かれたテキストと匿名のパーソナリティのヴォイスという「文字と音声の非対称的なコミュニケーション」も面白いのですが、おそらくチャットが普及した延長線上にあり、1対多のとんでもないメディアになっていると感じました。しかも一部はバイノーラルの立体音響なんですね。技術的にも凄い。

といっても、個人的には「ゆーっくりじーっくり1対1でお話するのがいいよなあ」と感じました。ツイキャスやっても演奏でいっぱいいっぱいで、いただいたコメントに気づかず、あとで気づいて返信したものの既に返事がなくて凹んだ記憶があります。ぼくはLINEを使いませんが未読のままの投稿もいいじゃん。

「君は女ですか女の振りかな」といったキリンジの歌詞みたいなコミュニケーションもいい。てきとーに謎めいて妄想をかき立てる悩ましい存在もよいと思います。年に一回ぐらいやりとりする存在だっていいでしょう。電話も音声メディアかもしれませんが、テレビ電話じゃなくてもいいかもしれません。

 

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キリンジ - Love Is On Line

 

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「音楽に映像を付けるべきか?」という疑問を感じつつ、先日仕事が一段落して夜中まで8時間かかって自作曲のセルフカバー弾き語りと映像を作ってみました。聴いていただけるとうれしいです(ちょっとへたっていますが)