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Lifestyle Innovation | Soseki21

思考のあしあと、生活の記録。

永遠の咲き乱れるときに、はじめる。

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玄関にちいさな花壇があります。そこに植えてある沈丁花が満開!とてもいい匂い。インターネットに匂い通信があって、匂いも届けられるようになるといいのですが。

沈丁花についていろいろ調べていたら(剪定の方法とか。苦笑)、花言葉が「immortality(永遠/不滅)」であることを知りました。ということはいま自宅の玄関には、永遠が咲き乱れているということか。

金木犀の匂いも大好きなのですが、どちらも控えめな花でありながら空気の成分にしあわせを混在させるような咲き方がいいな、と感じます。人間もそんな風に、謙虚でありながらいい匂い(嗅覚的ではなく人間性として)のするひとがいいですね。

数十年前、新卒で中小企業に入社したとき、新人研修で「美点凝視」という言葉を習ったことがあります。いまでもその言葉を覚えています。なぜ覚えているかというと、そのとき6人のグループに分かれて「他の人のよい点を3つメモに書きましょう」というワークショップをやったから。その紙が先日出てきました。

美点凝視とは「他人の悪いところのあら探しや揚げ足取りではなく、よいところをみつけましょう」という教えですが、何よりもワークショップでメンバーに書いてもらった自分の長所に、とても感激しました。お守りのようにその紙を持って、くじけそうになると見直したっけ。その言葉に励まされて、自分の尊厳を取り戻すことができました。

いまはもうその会社は消滅したようですが(ネットで検索してもみつからない)、とにかく教育に熱心な会社でした。あらゆる教育を施していただいて感謝しています。しかし、素晴らしい教育を施してくれたのに、戦力以前の状態で辞めてしまった自分が残念です。同期入社の中では、最後まで踏ん張った方でしたが。

会社は消滅しても、新人の頃に叩き込まれた「美点凝視」の精神はいまでも心に残っています。といっても、その後いくつか転職しましたが、愚痴をこぼしたり、不平不満が吹き出したり、美点凝視を維持することは難しいです。なかなかできない。

当たり前のように考えているけれど、学校や会社で教育していただけることは、とてもありがたいことです。大切なものは失ったときに気づくもので、ぼくもサラリーマンを辞めて痛感しました。研修はもちろん上司のみなさまから教わったことは、かけがえのない価値がある、と。いい子を気取るわけでなく、あらためて痛感します。

新人にはもう戻れません。いまさら「新人です」とはいえない年齢になりました。が、ロバート・デニーロの出演している『マイ・インターン』という映画のように、いくつになっても謙虚さを忘れないでいたい。年齢や実績で思い上がるのではなく、謙虚でありたい。

世界を価値のあるものにするか、ゴミで埋めつくすかは、自分の視点と考え方次第だと思います。「そんなもんきれいごとだよ」と考える人間はゴミの中で生きればいい。さらに、あらゆるものが「ありがたい(存在すること自体が偶然で、あり得ない)」ものではないかと。苦も楽も偶然に感謝したいと考えています。

そこで永遠(という花言葉沈丁花)が香る季節。はてなでブログをはじめてみます。

 

■参考