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Lifestyle Innovation | Soseki21

思考のあしあと、生活の記録。

小沢健二さんは音楽を生きている、おそらく。

流動体について

 

小沢健二さんが活動を再開しました。

Mステも見なかったし「流動体について」も聴いていませんが、20年あまり沈黙していたにも関わらず、オリコンTOP10入りの快挙。愛されているなあと感じました。かっこいいよね。そりゃ王子様もおじさんになるさ。文字で埋めつくされた全文広告も新聞に掲載されました。

小沢健二さんは、音楽を生きているのだと思います。だから発表しなくても生活自体が音楽なのだろうし、文章を書いても音楽が流れている。ぼくは盲目的に小沢健二さんを追いかけるのではなく、やはり生活の一部として彼の存在を感じている気がします。きっと「流動体について」はいつか聴くだろう。

小説を書くのではなく、小説を生きること。

詩を書くのではなく、詩を生きること。

音楽を奏でるのではなく、音楽を生きることが大切だと考えますね。

ぼくにとって文章を書くことは、すなわち生きることに等しい。それは職業として稼ぐ意味ではなく、呼吸をするようなものだと考えています。だから続く。

よりよく生きる=よりよい文章を書くことであり、同じテーマであっても、よりよく生きる/書くため永劫回帰的に繰り返す。何度も何度も。音楽も同じで、過去に作った曲であっても何度も再生し、アレンジをし直して、かたちを変えていく。「生活」とはそういうものじゃないかなと考えます。 

もちろん繰り返しの過程で、要らないものは大胆に捨て去ります。ちょうど遠心分離機にかけて、不純なものをふるい分けるように。けれども残った大切なものには徹底的にこだわる。どんどんシンプルになるような気がしますが、そうやって生活の純度を高めて生きたい。年もとっちゃったし生は限定的だし。

沈黙していても何もしていないわけではない。生きています。繰り返すことは決して陳腐ではありません。何度も何度も繰り返すことによって、思考は深まり、言葉や音楽やイメージは、より深くこころに刻まれる。

日々は、生活は、途方もない繰り返しの連続です。けれども繰り返しに飽いてしまうのではなく、繰り返しの中に新たな何かを見出せば、日々が発見の連続になります。ちょうど、ビル・マーレイが出演している映画、『恋はデジャ・ブ』みたいに。

願わくばスパイラル状の上昇する繰り返しであってほしいけれど、ハムスターの回し車みたいに同じところをぐるぐる回っていることもある。でも、いいんじゃないんですか。それが楽しいと感じるならば。

今日も朝が来ました。そして昼になり、夜が来るでしょう。そしてまた朝になる。地球は大きな回し車のようなものかもしれません。

 

■参考

qetic.jp

 

恋はデジャ・ブ [DVD]

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