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つぶやきのまとめ。とりとめのない思考を書き綴っています。

Ryu Miho「Land of All」@神楽坂TheGREE 。

Ryu Mihoライブ神楽坂TheGlee:Soseki21ブログ

「とのちゃんには合うかどうか分からないけど、これ聴いてみれば」

そうフェイスブックで大学時代の友人に紹介された女性ジャズ・ヴォーカリストのアルバムが、Ryu Mihoさんの「Call Me」でした。

その友人は朝の通勤時にクルマの中でよく聴くと言っていた気がします。合うも合わないも、ばっちり合ってしまって、すぐにファンになりました。ウィスパーヴォイス(ささやき声)のヴォーカルが好きだったからです。ごろごろ転げている(というと何だか変ですが)「Call Me」のMVも、さわやかでありながら、とてもセクシーだったし。

 


「Call me」MV/Ryu Miho

 

さっそくツイッターでRyu Mihoさんのアカウントをみつけてフォローして、FMおだわらの番組を聴くようになり、いつしか友人より加熱しちゃいました。変な話ですが、そうなってくると、なんだか「友人の彼女を奪ってしまった」みたいな罪悪感があり(笑)、フェイスブックでは、なるべく控えめにRyu Mihoさんのことを語るようにしていました。

Ryu Mihoさんのブログは訥々として日々の生活を綴っていることが多く、短い言葉だからこそ想像が膨らみます。

茶店で曲の構想を練っている話などはよかったなあ。正直なところビンボーなので、ファンとしては許しがたいことだと思いますが、CDを購入したのはずいぶん後、最近でした(購入したのはもちろん「Call me」)。今回のライブも迷いに迷いました。というのは、ジャズのライブは一般のライブより高価。しかも飲食別になると2オーダー、チャージ10%なので、これはお財布と相談だ!になるわけです。

まだカイシャインだった頃には小遣いがたんまりあったので、六本木のライブハウスに通っていた時期もありました。しかし、当時と比べて現在の状況はひじょーに厳しい。

ただ、ある友人の言葉を思い出したのですが、彼はPerfumeのファンで沖縄までコンサートに行っていました。彼いわく「アイドルは結婚して、子供を生んで、どんどん変わっていく。いまの彼女たちを見ておかなければ、もう二度と見ることはできない。だから、どんなに大枚はたいても北海道だろうが沖縄だろうがオレは行く」と。実際にその通りの行動をしていましたね。

そんなわけで、ライブの当日に決意して、会場の神楽坂the Gleeに予約。このところ頑張ったから自分のご褒美としていいだろう?と自分に言い聞かせて、支度をして出かけました。

飯田橋に向かう途中、久し振りに総武線に乗ったのですが、窓から見える法政大学や中央大学のビルディングが不思議な印象でした。大学といえばキャンパスがあるものだったけれど、いまのトウキョーの大学はビルディングなのか。ある意味、ビジネスマンっぽいかもしれない、と。

夕方の神楽坂は学生たちで賑わっていて、坂を登って何やら隠れ家的な和食のお店などを横目にTheGLEEに到着。地下にあるライブハウスですが、開場1時間前の5時にも関わらず、既に階段を埋め尽くして地上にまで列ができていました。年齢層はかなり高めで、紳士風の男性が多い。

6時になって開場して受付でお金を払うと、当日予約はぼくだけで、鉛筆で欄外に書き込まれていました(苦笑)。入り口から中に入ると、そんなに大きなライブハウスではないけれどゴージャス!三列の席が左右にあり、新幹線や飛行機のように瓶をおく場所があります。左列の前から2番目を確保。ゆったりとしたソファでくつろぐ。

 

神楽坂TheGlee:Soseki21ブログ

 

ふつうライブ会場は開演前に静かな音楽が流れていることが多いものです。ところが、TheGLEEに流れているのは鳥の声でした。ウグイスの声もあり、先日田舎に帰省して、到るところでウグイスが囀っていたことを思い出しました。これがよかった。森の中にいるようで。

ハーパーとソーセージの盛り合わせを注文。オンザロックで久し振りにハーパーを飲んだのですが、足りなくて再注文。さらにファーストステージが終わってからも注文しちゃいました。学生の頃、ハーパーが好きで、飲み会でがぶがぶ飲んでいたら「これはそういう風に飲む酒じゃないよ」と言われた記憶がふいに蘇りました。大学一年の頃だったと思う。あれは誰に言われたんだっけ?

目の前には、左からグランドピアノ、ヴォーカルマイク、ターコイズ色のギターが立てかけてあって、ドラムスがないのでシンプル。天井にはライトとスティック型のマイクがVの字にありました。楽器の背後は『ツイン・ピークス』風のビロードのカーテン。こんなカーテンが出てきたような気がします。全体的に落ち着いたオトナの雰囲気です。

そのカーテンの後ろからRyu Mihoさんたちが出てくるのかな、と思っていたのですが、座席後方の通路からみなさんが登場して、Ryu Mihoさんもぼくの横を通り過ぎていきました。それだけで感激でした。

えーと、前書き長すぎ(苦笑)。もう、2,000文字ぐらい費やしています。

ただ、ここから先は短くなるかもしれません。

いや、そこが大切でしょ? という感じなのですが、魂を持っていかれてしまって言葉になりません。感動はいまもまだ残り火のようにちろちろと燃えているのですが、うまく書ける自信がない。

休憩を挟んでファーストステージとセカンドステージがあったのですが、セットリストは次のような感じです。

 

■ファーストステージ

  1. My Favorite Things (2nd ALBUM)
  2. La isla bonita (4th ALBUM)
  3. Perfect
  4. 遠い海(ライブ会場限定販売版)
  5. Undine
  6. Bubble Bubble(ライブ会場限定発売版)
  7. なかのじょうのうた

■セカンドステージ

  1. An Englishman in New York (Sting Cover)
  2. 'S Wonderful
  3. After the rain(オリジナル)
  4. Unravel(Bjork Cover)
  5. Slice of love(オリジナル)
  6. (曲名がわかりませんでした。アップテンポの曲)
  7. Smile Again (2nd ALBUM)

■アンコール

Heal the World (Michael Jackson Cover)

 

のっけから透き通るような歌声と、歌っているときの姿に「天使か」と思いました。意外だったのは、力強さを感じたこと。ささやくように歌うと思っていたので、そのパワフルな熱唱に圧倒されました。けれども高音の伸びとかすれた感じがいい。ファーストステージで印象に残ったのは3曲目の「Perfect」です(これは何に入っていた曲だろう?)。

あと、26年ぶりに開発されたソニーのスタジオ向け録音マイク「C-100」「ECM-100U」「ECM-100N」の話も興味深かったです。松本圭司さんがとても分かりやすく解説していただいたのですが、新しいカプセルを使っていると。通常、マイクに指向性をもたせると周囲の音を拾えなくなるのですが、周囲の音も拾うそう。つまり、ピアノなら弦だけでなく、屋根や側板の響きも拾うということでしょうか。おそらく、とてもアンビエントになるのではないか、と。

 

www.phileweb.com

 

ぼくは少年の頃からソニー大好きで、カタログをぼろぼろになるまで読みました。だから、ソニーの話を聴くことができて嬉しかったです。ソニーのスタジオは、かなり近代的とのこと。残念ながらそのときに録音したハイレゾ音源は、期間限定で、もうダウンロードできないようです(どこかにないかな)。

Ryu Mihoさんは鎌倉育ちなので、虫と戦いながらセーラー服で学校に通っていたという話も面白かった。ぼくも伊豆の人間で、虫との戦歴があるので共感しました。でも、かなり虫は苦手です(苦笑)できれば、虫がいないところに住みたい派でしょうか。海に近いことから、歌を作られたエピソードにも伝わるものがありました。海はやっぱりいい。ぼくは、まったくサーフィンしたり泳いだりしないのですが、ただ眺めているだけでいい。

「Undine」は迫力ありました。これは劇場にも足を運びたかったな。一方で「なかのじょうのうた」には、歌い出しから「へえ!」とヴォーカリストとしての技量を感じるとともに、あったかい印象を受けました。中之条に行きたくなりました。

セカンドステージについては、ぜひYouTubeを観ていただきたいと思います。

 


Ryu Miho Land of all

 

個人的には椅子に腰掛けて歌った「Slice of Love」がよかったです。この歌は既にYouTubeで聴いていましたが、MVにもしあわせが溢れていました。ビョークの曲で魂が抜けちゃった感もあって、穏やかな気持ちになりました。

曲名がわからなかったのですが、6曲目のアップテンポの曲では、松本圭司さんのピアノがかっこよかった。強烈なバッキングで、ぐいぐい押してくる印象でした。

それから、あらためてYouTubeを見直して、鈴木直人さんのギターもいいなあと感じています。ターコイズ色のギターは、最初セミアコかな?と思い、けれどもテレキャスのような印象もあったのですが、ハムバッキングのピックアップが2つなので「なんだろう?」と調べてみたところ、Providence(プロビデンス)というメーカーのギターのようです。受注生産のハンドクラフトのギターで、ギターも魅力的です。やっぱりジャズはクリーントーンなので、ローランドのアンプなんですね。

 

Providenceのギター:Soseki21ブログ

 

2時間ものワンマンライブは大変だと思います。けれども、小規模のライブハウスなので、出口のところでお話ができ、ぼくのツイートを知っていていただいて、嬉しかった。並んで写真を撮ってもらったり、持っていったCDにサインをもらったりしました。実は、こういうアーティストさんが、ぼくは好きです。人気のあるアーティストであれば近づきがたい存在で、お話などムリでしょう。

考えてみると、ぼくは昼飯も食べずに直行して、空っ腹にソーセージをつまみにしながら3杯もハーパーをオンザロックで飲んでいたのでした。それだけでなく、音楽にも酔っていたので、相当ふらふらしていたのかもしれません。別れ際にRyu Mihoさんから「あ、あ、大丈夫ですか。お気をつけてー」と声をかけていただいたのですが、いい気分で帰りました。もともと酔っ払っても自動運転を稼働させて帰宅できるので(笑)

長々と書いてしまいましたが、思い切ってRyu Mihoさんのライブに行ってよかった。最高の音楽がいまでもこころに鳴っています。また行きたいですね。そして、アルバムという枠を越えて音楽を発表してほしいと思います。

ところで、どーでもいいことですが、Ryu Mihoさん、結婚指輪をはめていらっしゃったような気がするぞ?

ただ、結婚しても、子供が生まれても、歌い続けてほしいです。

インディーズであったとしても届く人には歌は届くし、YouTbeの膨大な音楽映像のなかで神楽坂のコンサートを聴いて、ファンになる人もいるはず。たくさんの人に聴かれることも大切かもしれませんが、ファンに長く聴いていただくことも大切ではないでしょうか。まあ、マーケティング的にいうとLTV(Life Time Value)なんですけど、どーでもいいか。

Ryu Mihoさん、これからも応援しています!

 

www.ryu-miho.com

Call me

Call me

 

 


Slice of Love/Ryu Miho

 


Sting - Englishman In New York (Official Music Video)

 


'S Wonderful - Joao Gilberto

 


Björk - Unravel

 


Michael Jackson - Heal the world - Live in Munich (HD-720p)