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つぶやきのまとめ。とりとめのない思考を書き綴っています。

ハートに火を付けて、火が付いたら消さないで。

ろうそくのともしび:Soseki21ブログ

 

選挙が終わったので語りますが、山本太郎氏の政見放送を見て唸りました。おそらく各地で遊説して磨き上げたのだと思うのだけれど、政治家としての存在感が増したなあ、と。これを「煽り」と批判するようなひともいたようですが、煽りじゃないと思いますね。煽りはSEALDsの「安倍辞めろ」みたいな演説。

山本太郎氏の政見放送で個人的に何が凄いと感じたかといえば「レイヤーが多層的」ということ。難しいことを言っちゃいましたが、簡単にいうと「反対意見を想定して、反対意見では声色を変えて語っている」。そして、数字と歴史で裏付け、さらにそこに自分のマニフェスト(公約)を盛り込んでいること。

マクロの抽象的な概念を語ると、こころに刺さりません。届かない。一方で個人的体験を語って共感を得るテクニックは陳腐になる。あるいは「みんなのデモクラシー」や「あらゆるひとに政治参加を」も概念的です。けれども、山本太郎氏の「ただ生きているだけで価値がある」社会の実現は泣けました。

いかにも政治家的な言説ではなく、こころに響く言説を使えることは、山本太郎氏が過去に芸人だったからこそできることかもしれません。人間を批判したり泣かせたりすることよりも、笑わせることのほうがずっと難しいとぼくは考えています。そして、笑わせることのできる人間は明るい未来を描ける。

山本太郎氏の人間の器がでかいと感じたのは、野次に対して「ありがとうございます」と受け止めたことや、きちんと反論にも傾聴したことがありますが、いわゆるネガティブキャンペーンによるアジテーション(扇動)ではなく、みずから実現したい社会を熱弁した姿勢が大きいと感じます。これはできない。

残念ながら山本太郎氏は参議院では落選が確実になったようですが、ALSと重度身体障がい者の候補者の方を2名当選させたことは凄いです。「やっぱ、リーダーのあるべき姿はこれでしょ!」と感動しました。自利で動いているわけではないと思います。誰もが生きる価値のある社会の実現が一歩進みました。

SNSで他者や社会の批判を書くことはたやすいのですが、実際に行動する人間に「こころを動かされた」というか、こころって動くもんなんだなあ、と感銘を受けました。ムーヴメントなどという横文字の薄っぺらさを痛感しています。あとは、ぽっと火が付いたこの気持ちを消さないようにしたいですね。

 


山本太郎 れいわ新選組 代表 政見放送


ドアーズ ハートに火をつけて Doors, Light My Fire