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つぶやきのまとめ。とりとめのない思考を書き綴っています。

終活サービスは『ある天文学者の恋文』みたいなものがいい。

おじいさんの横顔:Soseki21ブログ

 

仕事ひとつおわたーっ!!いや、まだやらなきゃならない仕事はたくさんあるんですけど、ひとつ山を超えました。全力を尽くしました。予算はもはやどうでもよくて、いーい担当者さんなので、とにかく喜んでもらいたかった。至らない部分も多いと思うのですが、全力を尽くしてスッキリだ。

さて、この後には、ソーギ(葬儀)業界のやたら背だけは高いパワハラあんちゃん社長の仕事をしなきゃならんのだが、この30代の若いベンチャー企業の社長が、なぜか先日の取材に同行して現れたのですが、不快感がありました。

だいだいだな、取材後に外部スタッフ(つまり自分なのだが)のいるところで部下を叱るって、社長の人間性としてどうかと思うぞ。ぼくはその叱られている部下の方にご恩があったから、今回の仕事を受けたのだ。ボランティア価格で。

しかも、その部下さんは複数のライターをディレクションされているのだが「おまえ、嫌いなライターいるだろ。悪口言ってるよね」とか、ライターである自分の前で言うか?そういう人間とは仕事をしたくない。營業で凄い実績出したらしいが人間としての実績は最低だ。どうもリクルート出身の匂いがする。

ソーギ(葬儀)業界の社長が部下にパワハラしてたら、まさにブラック企業ですね(笑)あれは教育じゃない。きっと自尊心が満たされていない、かわいそうな人間なのだろうが、なるほどなあ、ベンチャー企業で勘違いしている若手社長というのはこういう輩を言うのだな、とよく分かりました。

サラリーマンならともかく、Self Employedな人間であれば、仕事は選ぶべきだと思います。そのときの観点は「何をやるか?」ではなく「誰とやるか?」ですね。どなたかも言っていた気がするのですが、しょうもない人間とつながると、ずぶずぶとしょーもない世界にハマってしまう。誰とやるかが大事。

これは愚痴なんだが、たまには愚痴だっていうさ。ぼくは優等生ではない。そして、悟りをひらいた聖人でもない。とはいえ、愚痴に執着すること、人間的に低俗なお客さんだからといって、手を抜くのはNGですね。請けた仕事はしっかりやる。だが、どんなにおいしい仕事でもパワハラ社長とはそこまでだ。

おそらくソーギ業界のパワハラ社長は「終末ケアから葬儀までの辛さ」なんてことは無頓着で、誰も参入していないから儲けるブルーオーシャンのチャンスとして参入しただけだ。まさにリクルート社的発想。しかし、それって人間としてどうんなんだ?ぼくは高齢者の親を持つ当事者として憤りを感じる。

宗教にしても葬儀屋にしても介護にしても、人間には必ず死が訪れるわけで、そこにビジネスチャンス(チャンスって言葉が嫌だな)もあるだろう。しかし、そのことに関わるのであれば、相当な倫理観と人間の生を尊重する思いやりが必要だと考える。それがなくて金儲けの手段だったら、ただの「餓鬼」だ。

あらゆるものがビジネスや広告になってしまう時代なんだが、もしかするとエンディングサービス(終活)において求められているのはインターネットではないかもしれない。そこにネットを売り込むことありきでビジネスを立ち上げるのは、何か大切なものを踏みじにじっている気がします。違うだろ。

「ビジネスチャンスだから」ではなく「人間の思いを大切にしたいから」という発想に立てば、豪華絢爛な葬儀をしなくても、ミニマムで家族のあいだだけでつつましく行う家族葬で十分だと思う。それを花や飾りを売るために、セレモニーセンターみたいなものを乱立するのはどうなんだ?ああもやもやする。

にんげんの死に関係するビジネス(やっぱやだな。これ)でいえば、かつて何かの交流会でお会いした方で、ご家族を亡くした方のセラピーを行う仕事をされている方は素晴らしいと感じました。ご自身が日常生活に復帰できない辛さを感じたので、同じように辛い方を私が癒やしてあげよう、と。

ビジネスプラン、事業計画は大切だと思うのですが「超高齢社会だからエンディングサービス」とか「葬儀ビジネスが儲かってないから生前、死後のビジネスに事業領域を拡張する」という発想は、にんげんとして大切なことがごそっと抜け落ちている気がするんですよね、ぼくには。気持ち悪いんだとても。

ぼくならばジュゼッペ・トルナトーレ監督の『ある天文学者の恋文』とか、ブライアン・ウィルソンの名曲「God Only Knows」が口ずさまれる『死ぬまでにしたい10のこと』みたいな、生きている頃に次世代の子どもや孫たちに何かメッセージを残すようなビジネスをやりたいですね。タイムカプセルみたいな。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品はどれも好きでしたが、この映画もよかったなあ。教授と学生という年の差のある恋人の物語なのですが、にんげんは永遠に生きるわけにはいかない。けれども残さずにはいられないものがある。手紙とビデオレターというところがいい。

とにかく儲けることも働くことも大切なのだが「にんげんのこころ」を忘れてはいけない。もしそれが、こころを失うような経営者のもとで働き、こころを失うような儲けやアクセス稼ぎや、ビジネスの機会創出だけを目的とした仕事であれば、そっこーで逃げようと考えています。手段は選ばずに、ね。相手がどんなことを言いふらそうが構わない。稼ぐことは必要とはいえ、納得できない仕事はしないつもりです。

 


ある天文学者の恋文 予告編


死ぬまでにしたい10のこと


God Only Knows (a cappella) - Beach Boys Cover by Nicholas Wells