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つぶやきのまとめ。とりとめのない思考を書き綴っています。

「癒やし(healing)」とは何か【最新更新:2020.3.17】

癒やしとは何か:Soseki21ブログ

この記事は不完全な状態で投稿して、随時、情報収集や学びによって更新します。したがって「進化する不完全なエントリ」です。ライフワークとして持続的に更新し続けるエントリをめざしています。内容ならびに目次構成は常に更新、変動いたしますので、ご了承ください。情報のご提供などは歓迎いたします。

 2020年3月15日作成:2020年3月17日更新

 

 

目次

 

■はじめに

東京では雨が降り始めて、部屋の窓を雨粒が叩いて流れています。

音楽的にはノイズにすぎないと思われる雨音を聴いていると、なぜか静かな気持ちになります。鳥の鳴き声もいい。自然は偉大な音楽家です。自然が奏でる音楽に、ぼくらは癒やされます。

「癒やし(healing)」という言葉がよく使われています。

過剰なストレスにさらされる現代の人間たちは癒やしを求める機会が多く、知らず知らずのうちに生活の大きな比重を占めているのかもしれません。

しかしながら、癒やしという言葉が示すコンテンツは広範囲に渡っています。2020年の時点では、前年頃から「マインドフルネス」という言葉が注目されました。瞑想の時間を持つことによってストレスから解放され、集中力を高める方法で、主にビジネス分野で生産性向上のために取り入れられるようになりました。

マインドフルネス自体の起源は仏教にあり、その考え方を医療分野に取り入れるようになったという見解が主流になっています。しかし、マインドフルネスはさまざまに分化して、スピリチュアルに傾倒した手法もあります。

ところで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって、株価暴落など経済的に大きな打撃を受けるとともに、人々に不安が広がっている現在、その不安を取り除くことに意義があるのではないでしょうか。

いたずらに情報に翻弄されずに、被害にあった国家との交易を断つのではなく、冷静な対応が求められると考えます。もちろん、現実を直視することは必要です。現実を直視しつつ、冷静な対応が重要であり、そのためには情報に感情から距離を置いて、平穏な状態を維持しつつ対策を練ること、行動することが大切であると考えます。そのためには、こころに「癒やし」の基盤をつくる方法が必要ではないかと考えました。

さらに今後、先端技術の進化によって、人工知能(AI)が業務に採用するとなると「人間は何をすべきか?」ということが問われることになり、あるいはVRやARなどの仮想現実の進展により、技術の恩恵だけでなく弊害(現実と仮想の混濁など)が生じる可能性も考えられます。

そこで、あらためて精神の均衡に関わる「癒やし(healing)」に関する知識と情報を集約しようと考えました。自分自身の問題でもあり、傍観者としてではなく当事者として考えていくつもりです。

まずは音の癒やしについて、とりとめのない考察

そもそも癒やしとは何かを考えると、こころが平穏になる癒やしもあれば、不安がなくなる癒やしもあります。ふたつの癒やしは同じような効果をもたらすとはいえ、ニュアンスが異なります。

音楽ではエレキギターの演奏にエフェクターという装置が使われますが、そのエフェクターに喩えると、前者はリミッターで、後者はノイズゲートでしょうか。リミッターは過剰な入力を押さえて、音を一定の音量に保つ装置です。一方でノイズゲートは、ジーッというような電磁波などから発生するノイズを消去する装置になります。

ノイズを消す方法には逆の位相の音を発生させて打ち消す方法があります。この技術を活用した馴染み深いガジェットとしては、ノイズキャンセリングのヘッドホンです。ノイズキャンセリングは、ノイズに対する逆位相の音を発生させて打ち消します。一方で、センターに定位した音に対して逆位相の音を発生させるとセンターの音が消えます。たいていの音楽はメインヴォーカルがセンターに定位されているので、メインヴォーカルの音が消えて「カラオケ(風)」になります。

しかしながら、私見ではイヤホンの「ノイズキャンセリング」機能に疑問を感じていました。というのは、屋外で音楽を聴く場合、雑踏や自然音も含めて音楽ではないかと考えるからです。

 

ヘッドホンをかけた女性:Soseki21ブログ

 

一時期はノイズキャンセリング中心でしたが、最近では外音取り込み機能を搭載したイヤホンが多くなりました。多くの場合は「会話が聴こえなくなる」「歩いているときの危険性が高まる」などの機能から外音の取り込み機能が追加されたのではないかと考えられます。しかし、音楽と自然音のミックスを楽しむライフスタイルもあるのでは。

一方で「無音」に癒やされることがあります。

まったく無音で薄暗いシェル(たまご)のような空間に閉じ込められて、あたたかいお湯に身体を浮遊させる施設で癒やされることがあるかもしれません。ヒーリングというより、リラクゼーションという言葉が適切といえるでしょう。聴覚や視覚だけでなく、匂い(嗅覚)や胎内音のような振動に癒やされることも考えられます。

 

「癒やし」の漠然としたシステムを究明したい

ところで、いま漠然と「癒やし(ヒーリング)」という言葉を使ってきました。しかし、癒やしの本質を知るためには、心理学、脳科学、音響学、空間デザイン、五感の研究など、あらゆる分野を横断して解明する必要があります。

「呼吸法」も癒やしには充分効果があると感じます。白隠禅師の「内観の秘法」*1を基本として丹田呼吸法を知って救われたことがありました。そもそも禅の本を読み漁っていたときにみつけたのですが、禅の思考自体から癒やしの方法論を見い出せそうです。

たとえば「これがヒーリングミュージックです」という音楽は作れないのではないでしょうか。ソルフェジオ周波数と呼ばれる癒やしの効果をもたらす周波数がありますが、癒やしの周波数のひとつと呼ばれる582hzの音を流し続けることによって、こころが穏やかになれることがあるかもしれません。しかし「なぜ582hzに癒やされるのか?」という素朴な疑問が残ります。

いま眼前に迫っているさまざまな危機感、ストレス、不安と、それを解消するための知恵を獲得するために、癒やしについて多様な側面から考えていきます。

それがこのパーソナルプロジェクト(ブログのエントリ)の目的です。

 

■「癒やし」の語源

個人的な印象ですが「癒やし」という言葉自体に何か「癒やされない」印象を感じます。まず言葉自体から癒やしについて考察します。三省堂大辞林第三版では、癒やしの意味について次のように書かれています。

いやすこと。治癒。

これでは同語反復(トートロジー:tautology)のようであまり意味がありません。そこでリンクされている「治癒」の解説は次になります。

病気・けがなどが治ること。 「完全に-する」

確かに「都会の喧騒から隔てられた癒やしの空間」のような比喩的に使われる場合は、自動車の騒音や雑踏のざわめきから遮断されることによって、気持ちの苛立ちなどの精神的な苦痛が「治る」という意味では正しいかもしれません。治癒の「癒」自体が「癒やし」の文字です。

辞書のまま解釈すると、癒やしとは「医療行為」の一部であるという印象があります。しかしながら、必ずしも「病気・けが」の状態になかったとしても、「癒やし」という言葉は使われます。たとえば一日の終わりに湯船に浸かること、休日に森林浴に出かけることでも「癒やされる」のではないでしょうか。

一方で、goo辞書の「癒やし」の項目には次のように解説されています。

肉体の疲れ、精神の悩み、苦しみを何かに頼って解消したりやわらげたりすること。 [補説]昭和60年(1985)頃からはやりだしたか。

 解説としては、goo辞書のほうが分かりやすく、癒やしの本質を突いている印象があります。また、補足として昭和60(1985)年頃から流行語となったという指摘が得られました。

この「流行語」という部分においては、大阪大学コミュニケーションデザインセンター(iCD)の池田光穂氏が次のように解説されています。

「癒し」という言葉は流行語であり、その誕生は意外 と新しい。

その語源は英語の「healing」であり、要するに海外から輸入された概念である、と。

日本語においてこの出自の不明瞭な「癒し」ということばはどこからやってきたのか? 言うまでもない英語のヒーリング(healing)の訳語である。 ご本家の英語はすでに『マクベス』(一六〇五) に登場する由緒正しい「癒す to heal」の名詞形としてすでに四百年の歴史をもっている。この「癒す」の語源たる英語の古語は十世紀にも遡れ、ご存じのとおり「健康 health」——これは全体(whole)と語源を同じくする——にもつながる。

しかし、池田氏は太古からあるから普遍的な概念が通用することを否定し、まさに三省堂による「治療」という近代医療的な解釈と、goo辞書における「(疲れ、悩み、苦しみを)解消する」という池田氏の言葉を借りれば「オカルト的」な意味を「セット」で考えるべきだと指摘されています。

さらに、池田氏の言説から1984年に翻訳出版されたアンドリュー・ワイルの『人はなぜ治るのか』(日本教文社)の本を契機として、海外の代替医療の動向が日本に波及されたということが記されていています。つまり「癒やし」という言葉は、当時の近代医療の「対抗的言説」を担って登場した、せめぎあいのコンテクストを読み取ることができました。

ただ、確かに動詞的な「癒やされる」はあったとしても、名詞的な「癒やし」は広辞苑第4版になかったとはいえ、言語の「思惟構造」が異なればまったく別モノという視点は理解できるのですが、暗喩的な「癒やし」の概念は古来からあったのではないか?と考えます。

そこで時代を遡って「癒やし」について、さらに深堀りします。池田氏的な視点からは「それは日本で爆発的に流行語として定着した「癒やし」とは異なる」と批判されるかもしれませんが。

アリストテレスの癒やし

旧約聖書でキリストが説いた癒やしとは

 

■「心理学」としての癒やし

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臨床心理学とは

さまざまなセラピー

KAWAII(かわいい)」になぜ癒やされるのか

 

■「脳科学」としての癒やし

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アルファ波、データ波、シータ波

 

■「言葉としての癒やし」を俯瞰する

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■「五感の癒やし」を俯瞰する

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感情を制御して癒やしに至る方法

怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」

「さとり」とは何か

なぜ不快感が生まれるのか、癒やされないのか

 

■「聴覚」の癒やし

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ソルフェジオ周波数

ASMR

ヒーリングミュージック

f/1ゆらぎ

 

■「視覚」の癒やし

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イルミネーションによるひかり癒やし

癒やしのアート

癒やされる色彩とは

 

■「嗅覚」の癒やし

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なぜ自分はキンモクセイの香りに癒やされるのか

香とアロマセラピー

 

■「触覚」の癒やし

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「もふもふ」の癒やし

「ぷにぷに」の癒やし

「すべすべ」の癒やし

 

■「味覚」の癒やし

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料理と視覚、嗅覚、聴覚の関係

 

■身体感覚としての癒やし

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白隠禅師の丹田呼吸法

 

■癒やしと宗教、スピリチュアルな領域

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■日本の癒やし、世界の癒やし

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■癒やしのビジネス――トレンドとしての癒やし

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癒やし系グッズ

癒やし系アイドル

 

■空間デザインとしての癒やし

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■癒やしの最先端テクノロジー

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■未来の癒やしを考える

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■おわりに

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*1:白隠禅師―健康法と逸話