Lifestyle Innovation | Soseki21

つぶやきのまとめ。とりとめのない思考を書き綴っています。

de:code 2020 基調講演から考えるイベントのニューノーマル。

 

de:code2020:Soseki21ブログ

「de:code 2020」はマイクロソフト社のイベントです。開発者を中心にIT関連の仕事に携わる方々を対象としています。

昨年はザ・プリンス パークタワー東京(港区芝公園)で開催されましたが、今年はCOVID-19の影響もあって、急遽オンライン・イベントになりました。リンクはこちらになります。

www.microsoft.com

なんと約2ヶ月でオンライン・イベントを立ち上げたとのこと。

見た目で「おお?!」と思ったのは、仮想空間セカンドライフ」のようにアバターを設定して3D表示ができることです。オンラインセミナーのような2D表示にも切り替えられます。

3Dといっても「あつ森」のようにぐりぐり動かせるわけではありません。上下方向にパース(遠近感)が付けられるだけでした。マウスでアバターを動かそうと思ったのですが、うんともすんとも動かなかった。残念。

 通常、イベントの撮影は禁止されている場合が多く、記者のパスがないと写真撮影できない規則になっています。スクリーンショットはどうなのでしょう。

2019年のリアルイベントでは、以下のようなFAQがありました。

Q33. 会場内での撮影は可能ですか?

A33. 一部セッションを除きまして、写真撮影可能です。撮影時には周りのお客様にご配慮いただくようお願いいたします。なお、いずれのエリアでも動画撮影はご遠慮ください。

うーむ、オンライン・イベントの撮影はどうしたものか。分からん。

他のブログで掲載していたのでエントランスの外側までを掲載して、会場内の撮影を掲載することは控えることにします。問題があればマイクロソフト社のご担当者さま、コメントでご指摘いただけるとありがたいです。

登録時のアバター選択画面はこんな感じになります。

de:code 2020アバター選択画面:Soseki21ブログ

男性と女性それぞれ3パターン、合計6パターンが用意されています。

「ポリゴン感がよい」と思いました。ポリゴンはポケモンの名前ではなく、コンピュータグラフィックスで立体を描くときの多角形です。

解像度が高いアバターにすると滑らかでリアリティが増しますが、回線によっては重くて接続できない場合があるだろうし、パソコンのスペックに左右されます。ユーザビリティ(操作性)を考えると、どこまで演出にこだわるか割り切ることが大事では。

この画面では、洋服や髪の毛をカスタマイズするような細かい設定はできません。オンラインゲームではないので、そこまでしなくてよいでしょう。いっそのことMinecraftのような立方体のアバターでもよかったのに、と思ったりして。

こちらはエントランスの光景です。

de:code 2020エントランス:Soseki21ブログ
静止画のキャプチャーでは分かりにくいのですが、いろんなひとが慌ただしく歩き回っています。近づいてくるひとがいて「うわっ。話しかけられたらどうしよう」と焦ったのですが、なぜか合体しちゃった。目の前に立ちはだかったままです。何も声をかけられなかったので、おそるおそる会場へ移動。なんだったんだあれは。会場に移動できて、ほっとしました。

2年後の「de:code 2022」では、人物がサクサク動くようになるといいですね。次世代HoloLensなどのVRゴーグルを装着して参加できると楽しい。

マイクロソフト社の未来に期待します。

セッション画面の3D表示では、仮想空間のイベント会場が表示され、視野角を調整してスクリーンを見上げると、映像が台形のように変形します。

とはいえセッションに関しては、3Dより2Dの視聴がベターです。スライドの資料がきれいに表示され、全画面表示も可能です。

通常、大きなホテルの会場を使ったカンファレンスでは、パネルディスカッションのときにカメラで撮影して背後のマルチモニターに投影することがありますが、座席の位置によっては見えにくいものです。しかしオンライン・イベントであれば、くっきり登壇(?)者の顔が見えます。意外に便利で、これから一部のカンファレンスはオンラインに移行していくだろう、という確信を持ちました。

イベント後のアンケートについても、オンラインのほうがよいと思います。

リアルなイベントでは、時間がなくて配布されたアンケートにきちんと回答できません。個人的にしっかりアンケートを埋めて提出したいタイプなので、一生懸命、質問に答えるのだけれど、講演が終わってしまうと参加者のみなさんはそそくさと退出してしまう。リアルイベントでアンケートをしっかり書こうとすると、お残りで勉強させられている切ない気分になります。オンラインであればパソコンに向かって落ち着いて感想を書けるのでよい。

「3D表示はいらないのではないか?」と率直な印象もありましたが、ユーザー体験(UX)は大切です。

3D表示状態では、頭上に登録した自分の名前が表示されているらしい。リアルのイベントでは名刺をクリアケースに入れて首から下げて歩くのが一般的とはいえ、頭上に名前が表示されているとは。迂闊であった。

そんなわけで展示もあるようですが、まだ展示会場は行っていません。

リアルイベントでは、名刺フォルダーにイベントの入場パスを入れて歩き回ります。どういう立場で来場しているのか(システム導入のための情報収集か、パートナー企業か、メディア関係の記者か、など)が色分けされて分かるようになっていますが、de:code 2020では頭上に名前が表示されているとは。いずれAR(拡張現実)で、ヘッドマウントディスプレイを装着すれば会場を行き交う人々の情報が見えるようになるかもしれませんが、名乗るほどのものではない自分は困る。

妄想が膨らんで脇道にそれました。

ともあれ、このオンラインイベントを2か月間で作り上げたことに意義があると感じました。

いま、元マイクロソフト社のWindows 95を開発された中嶋聡氏の『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』をKindleで読んでいます。

この本を読んで印象的だったのは、マイクロソフト社には、スピードを重視する企業文化があるということでした。400ページもの書類で社内プロジェクトを批判するより、「なんちゃってOS」のプロトタイプを完成させて見せちゃったほうが評価される。そんな徹底した実践主義があるようです。

ビル・ゲイツ氏は期限に間に合わないことを最も嫌い、激怒したというエピソードも紹介されていました。

「花束を用意すること」で例えているのですが、注文した花束がなんらかのアクシデントで期限までに届けられないのであれば、別の店を探して確保するとか、自分で買いに行くとか方法を考えて、とにかく期限に間に合わせることが重要である、と。

要するに、求められていることは「期限内に花を納品すること」であって、「花が届けられなかった言い訳をすること」ではない。この指摘には、激しく自省しました。仕事のできる人間は目的達成を主眼において、間に合わなければ他の手段を考えられる人間だろうな、と。

そういえば先日観た映画『オーシャンズ13』も、過酷な任務を遂行するにあたって困難に突き当たるのですが、その都度「何か別のいい方法はないか?」を模索していました。といっても彼らの場合は盗みがミッションなのですが。

ボスを騙した相手のカジノを乗っ取り、システムをダウンさせた3分あまりの短時間に荒稼ぎするシーンは痛快でした。しかし、ここに至るまでに数々の課題があり、その都度、対策を考えています。最高の「チームワーク」です。


Ocean's 13 Mass Winnings Scene

中嶋聡氏によると、Windows 95は発売当時に3,500個のバグがあったそうです。とはいえ8割完成していればオッケーであり、公開後にアップデートして完成させていく流儀とのこと。スピードを重視することによって、まだ完成していないのに発表して競合他社のやる気を削ぐ戦略がマイクロソフト社は得意であると解説されています。ベーパーウェア(vaporware)という戦略のようです。

急遽立ち上がったオンライン・イベントに参加して「マイクロソフト社はブレてないな」と納得しました。

マイクロソフト社のクラウド、PaaS(Platform as a Services)といえば「Azure」。今回のオンラインイベントでは、自社サービスのAzureを使って構築しています。

オンデマンドで映像を視聴できる仕組みは、Blob Storageを使っているようです。ちなみにストレージはデータやファイルを保存しておく場所で、Blob Storageは非構造化データ(Unstructured Data)を格納できます。

非構造化データは何かといえば、データベースに格納するための関係性が定義されていないデータ、たとえば映像のようなデータをいいます。非構造化データには、ほかにもいろいろあるのですが、その話はまたいつか。ここでは省略します。

とまあ、イベント全体のインターフェースに関する所感で、かなりの文字数を書いてしまいました。毎回、前書きが長すぎるのですが、ぼくが書いているのはIT系メディアではなく「ブログ」なのでいいんじゃないだろうか、と開き直っています。

オウンドメディアであれば、リード文でサマリー(要約)をまとめて、コンテンツを構造化し、SEO対策のためにキーワードを適切な数だけ使い、見出しは左の最初に必ずキーワード、などというレギュレーション(規約)に沿った執筆が必要です。けれどもこれはブログなわけで、ブログではどーでもいいことにこだわるのもアリでしょう。読者のために書いているわけではないし。

とはいえ、ちょっとためになることを書こうかな、と考えました。

そこでde:code 2020の基調講演を自分なりの視点で総括します。なにしろ基調講演だけで1時間半あります。実際に基調講演を観ていただくことがよいと思うのですが、なかなか時間がないし、それだけの時間をパソコンの前に張り付いているのも苦痛でしょう。なのでまとめてみようかな、と。

文系の視点による記事なので、開発者さんにとっては浅いかもしれません。そういう方はITmediaなどの専門記事をご覧ください。

ダイジェスト、というか、ぼくがメモした(12ページになった)ノートから、これは!と思ったところだけピックアップします。

de:code 2020の基調講演は「構成が素晴らしい」と感じました。

マイクロソフト社にはMicrosoft Teams(以下、Teams)というコラボレーションプラットフォームがあります。Skypeを利用されている方も多いと思いますが、Skype for Businessは2021年7月末つまり約1年後には終了となり、その後継となるツールです。

基調講演では実際にTeamsを使って、マイクロソフト社の国内社員から海外社員へ、そしてまた国内社員へ、国内と地方自治体やパートナー企業へ、バトンをつないで動画で対話するような演出で進行しています。さながら基調講演自体がマイクロソフト社の理想として掲げる「働き方の提案」を提示している印象です。

Build 2020でリリースされた新機能やサービスを紹介するだけにとどまらず、COVID-19関連で、東京、神戸、熊本の自治体におけるアプリ開発や、リモートワークの在り方の事例を紹介されているところが、臨場感があって説得力がありました。

全体の感想をまとめたところで、基調講演からの気づいた点を整理します。

最初に登壇されたのは(といっても壇はないけど)執行役員の榊原彰氏。昨今の状況とde:code 2020全体を俯瞰して、ガイドマップを示されました。

2008年のリーマンショックなどを乗り越えて、いまCOVID-19という歴史的な危機に直面しているわけですが、社会の課題は複合領域に渡っています。「新たな現実」としてニューノーマルを受け入れていかなければなりません。具体的には、ソーシャルディスタンスの日常化、グローバルサプライチェーン、パンデミックから生じたフェイクニュースなどによるインフォデミック(infordemic)、教育のデジタル化、働き方改革などがあります。

マイクロソフト社は、マシンティーチングによる「bonsai」、リモート開発環境の「Remotes DevOps」、2019年にリリースしたSynapseなどを手掛け、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することにより時代の変化に挑んでいます。最近の動向として、情熱に突き動かされたプロジェクトを挙げます。COVID-19関連のスマートフォンアプリや在宅学習支援、さらにはフェイスシールド製作などのプロジェクトが生まれました。

このような動向を「Tech Intensity」というコンセプトで表現し、以下のような式で表現されました。

Tech Intensity=(Tech adoption×Tech capability)^Trust

最後の「^Trust」は上付き文字つまり「べき乗」です。技術を適合させ、市民開発者のような人材の選択肢を拡げ、さらにセキュアやコンプライアンスの環境が整うことで、テクノロジーは強力になる。このような情熱によって社会変革を推進していこう、という方向性を示されました。

続いて廣瀬一海氏によるAzureの解説がありました。PaaSとしてのAzureは全世界に61リージョンがあり、東日本リージョンではOracle Cloudと相互接続が可能になったとのこと。新しくリリースされたAzureの新機能を披露しました。

Azure Static Web Apps

端的にいえば、開発においてWebとアプリの境界がなくなる、ではないかなと。

シングルページアプリケーション(SPA)*1プログレッシブウエブアプリケーション(PWA)*2、アプリケーションを即座に作るJAMstack*3などを想定したサービスで、さらにAzure FunctionとGitHub Actionをシームレスにつなぎ、CI/CD(Continuous Integration/Continuous Delivery:継続的インテグレーションと継続的デリバリー)環境を実現します。

azure.microsoft.com

Blazor WebAssembly

端的にいえば、C#/.NETをブラウザ内で実行できる、でしょうか。

Azure Static Web Appsの目的と同様に、SPAやPWAにおけるアプリ開発を促進するフレームワークです。 

Azure Synapse Link

OLTP*4とOLAP*5の垣根がなくなる、という説明をされていました。

ETL*6が必要なく、Power BIで可視化。サプライチェーンの予測や工場の設備などの予知保全などで活用が期待されそう。

COVID-19以降のニューノーマルの世界では、以下のようなことが求めらるようになったと廣瀬氏は指摘します。

  • リモートコーディング(セキュリティ、セットアップ、品質)
  • リモートコラボレーション(コラボレーション、コミュニティ、チームワーク)
  • リモートデリバリ(自動化、サポート、セキュリティ)

このために、Visual Studio Codeでは、ブラウザでもVDI*7(おそらくWindows Virtual Desktopだと思う)環境でも動作するようにアップデートし、Visual Studio 2019は音声対話ができる機能が付与されました。

Azure Boardはエンドツーエンドで追跡してTermsで共有することができるそうです。エンタープライズ版のGitHubのでもディスカッションの機能を拡充していて、「Teams × GitHub × DevOps」が統合されて、音声やビデオ会議によるコラボができるようになります。社内だけではなく、ステークホルダー全体で仕事を進めるときに便利です。

ちょっと面白いなと思ったのは、Minecraft EarthのMR(複合現実)。

リアルの空間に3Dオブジェクトを置くことができ、Azure側でレンダリングするため、デバイスの負荷を軽減できるとのこと。Azure Updateで常に最新の環境を使えることもメリットです。

続いて海外からの説明があったのですが、英語は分からないのでパス(笑)

重要そうな部分だけピックアップすると、Power Platformに以下のような機能があり、97%のフォーチュン500企業で使われているということでしょうか。

  • Power BI
  • Power Apps
  • Power Automate
  • Power Virtual Agent

平井亜咲美氏のセッションでは、GUIグラフィカルユーザーインターフェース)に優れたPower Platformに焦点が当てられ、ローコード開発では以下のようなメリットが挙げられていました。

  • 開発スピードの向上
  • 作業効率の向上
  • あらゆるデバイスに展開可能

ここで事例として、東京都福祉保険局のCOVID-19のアプリが紹介されました。

開発期間は2週間。患者側からはスマートフォンで利用でき、保健局ではタブレットで操作、Power BIで利用状況のレポートを閲覧可能とのこと。セキュリティ面も万全です。

ちなみに、Power Appsでアプリの画面遷移を説明されていたのですが、一瞬「あれ?これはOneNoteかな」と思ってしまいました(苦笑)色が似ていたからなのですが、そんなわけがないですね。

東京都の事例に続いて、吉田大貴氏を中心にPower Platformを使った神戸市のCOVID-19対策の事例が紹介されました。Power Platformのすべてを活用した事例としては世界で初めてだそうです。展開したサービスは以下の通り。

特別給付金対応

  • 市民向け特別給付金進捗状況確認サイト(Power Apps)
  • 問い合わせ自動電話応対(Twilio、Power Automate、Common Data Services)

新型コロナウィルス対応

  • 健康相談チャットボット(Power Visual Agents)
  • 市内の患者の発生件数(Power BI)

コールセンターで4万件の問い合わせがありましたが、チャットボットなどを使うことで電話による問い合わせ件数は3,000件に減少。Webサイトは5万PVという実績が紹介されました。

神戸市企画調整局情報化戦略部の伊藤豪氏によると、「毎日さわってほしい。トライアンドエラーが大切」がPower Platformを活用のポイントである、と。Word、ExcelPowerPointを使うように、Power Platformで業務改革をするという吉田大貴氏が示されたビジョンに惹かれました。

続いてMicorosoft 365の解説ですが、ここでは熊本市長の大西一史氏と山崎善管の対話が参考になりました。まずプラットフォームとしてのMicrosoft 365の解説がありました。以下のようなサービスがあります。

  • Teams
  • Graph
  • Fluid Framework
  • Windows

Microsoft GraphはAPIによって、さまざまなデータのアクセスを可能にします。Fluid Frameworkはアプリ間のシームレスな開発をサポートし、オープンソース化が予定されています。

Teamsはもともとチャットツールでしたが、業務プラットフォームの位置づけになりつつあるそうです。2020年5月で7,500万人が使用、COVID-19により会議の利用が増加し、プラットフォームとしての利用は2か月間で3倍に伸びました。Windows 10搭載マシンは10億台を突破し、コロナ禍によってWindowsに向かう時間が75%増加しているようです。

 熊本市長の大西一史氏のお話をまとめます。

熊本市は20番目の政令指定都市で74万人の人口がある。2016年の熊本地震から、ITを活用するようになった。

2020年の2月から市役所でTeamsを使い始め、当初は数十人規模だったが3,000人まで拡大している。はじめのうちはレギュレーションを細かく決めていたので、使いにくかった。規則を緩めることによって活用が拡がった。

Teamsは使ってみると意外に簡単。ノートPC、タブレットスマートフォンとデバイスに関係なく利用でき、セキュアであることを評価。災害対策のリモート化は、最初はトップレベルから始めたが、いまではグループの利用が増えた。記者会見などもTeamsで行い、日常的にやっていることをTeamsを使ったリモートに置き換えている。

マイクロソフト社に対する要望は、マイクロソフト社内では、このように活用しているなどの事例を、動画などを含めて教えてほしい。Teamsの機能を十分に使いこなせていないが、現場での具体的な使い方が分かれば応用できるかもしれない」

マイクロソフト社は、社内でまずツールを使ってみて、そのノウハウを外部に公開していくという手法をとっているということを以前読んだ記憶があります。たとえば、SAPの基幹システム系のソリューションにおいては、社内で試行錯誤したノウハウをお客さまに公開して、クラウドシフトなどの提案に役立てているそうです。

あらゆる業種においていえることがかもしれませんが、とりあえず自分でやってみるという姿勢は大切かもしれないですね。熊本市役所においても、市役所内で使ってみる姿勢が素晴らしいと感じました。

セキュリティに関する河野省二氏の講演では「Security Posture」という言葉が印象に残りました。Postureは「姿勢」の意味であり、小さなトラブルを大きなトラブルに発展させないように姿勢を正すこと。

そのためには次のような姿勢が重要になります。

脆弱性のない環境づくり

  • デジタルガバナンス
  • サイバーハイジー

インシデント対応

  • 脅威インテリジェンス
  • 対応の自動化

「ハイジーン(hygiene)」は「衛生」の意味であり、COVID-19で衛生を徹底することが重要だったように、サイバーセキュリティにおいても衛生がポイントなのかもしれません。

河野氏はセキュリティオペレーションは繰り返しであると指摘されていました。除菌や手洗いを習慣化するように、サイバーセキュリティの面でも衛生を習慣化することが大切であろうと考えます。

最後にMR(複合現実)についての解説がありました。英語ということもあるのですが、スライドが一枚もなく、HoloLensを装着されていたことだけ記憶に残りました。

一般向けのオンライン・イベントではないとはいえ、カンファレンスやライブビューイングの一部はde:code 2020のようなカタチになっていくのでは。COVID-19によって変化したニューノーマルのリアルは明確な姿がみえないとはいえ、マイクロソフト社が提示したような働き方の提案、イベントの在り方は参考になります。

 

 参考:

 de:code 2020 基調講演関連のニュース

news.mynavi.jp

ascii.jp

cloud.watch.impress.co.jp

*1:単一のWebページでアプリケーションを構成するアーキテクチャJavaScriptでブラウザ側の処理を完結して、通信負荷を軽減する。

*2:WebページでネイティブアプリのようなUXを提供する仕組み。

*3:JavaScript、APIs、MarkUpの3つを組み合わせたWebアプリケーションのアーキテクチャ

*4:OnLine Transaction Processing:オンライントランザクション処理。

*5:OnLine Analytical Processing:オンライン分析処理。

*6:Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(格納)のプロセスと機能。

*7:Virtual Desktop Infrastructure:デスクトップ仮想化。クラウドを利用して、モバイルデバイスであっても社内と同じデスクトップ環境を使えるようにすること。Windows 10ではマルチセッション機能が利用できる。BYOD(Bring Your Own Device:個人所有のデバイスを会社で利用すること)が進展しつつある現在、機密情報を持ち出すリスクも高まっている。このときVDIを利用すると、アクセスできるファイルに制限をかけたり、モバイルデバイス上にファイルをダウンロードできない設定が可能。アプリケーションをインストールする手間が省けるだけでなく、セキュアな環境を構築する上でも意義がある。デバイスの管理負荷軽減にもなる。